バティック・エア、スバン空港への路線開設に興味

バティック・エアが、スルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港（通称、スバン空港）での事業拡大を進める姿勢を見せている。
 

スバン空港再生計画（SARP）が進展している一方、先には格安航空会社（LCC）エアアジアが同空港から撤退し、KLIA2への移転を決めた。
今回のバティック・エアによる方針決定は、同空港の「空白」を埋める動きとされる。

業界関係者や航空専門家は、「スバン空港の発展がKLIAの混雑緩和や地域間の接続強化に寄与する」と期待を寄せている。
アンソニー・ローク運輸相もこの動きを歓迎し、バティック・エアの拡大がエアアジアの撤退による影響を補うと述べた。
「ある航空会社が撤退すれば、別の会社にとって成長の機会が生まれるものだ」と語っている。
 

バティック・エアのチャンドラン・ラマ・ムティ最高経営責任者（CEO）は、「短期的にスバン空港のスロット6枠を追加確保する」計画を明らかにした。
同氏はさらに「スバン空港は首都圏住民にとって利便性が高く、KLIAへの依存を軽減する戦略的な選択肢となる」と強調している。