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サラワク州で医療従事者4人とパイロット1人が死亡したヘリコプター墜落事故を受け、医療関係者の団体から、使用するすべての航空機の安全点検が完了するまで「フライング・ドクター・サービス(FDS)」を一時停止するよう求める声が上がっている。
マレーシア政府医師協会(HDK)のラフィド・アブドラ会長は、事故原因が明らかになっていない段階で運航を続けることは、医療従事者をさらなる危険にさらす可能性があると指摘。サービスに使用する航空機について包括的な安全点検を行い、安全性が確認された機体のみ運航を再開すべきだと訴えた。
事故は9月8日、サラワク州北部マルディ地区のロン・レラン短距離離着陸場付近で発生した。ヘリコプターには医師1人、医療助手1人、看護師2人とパイロットが乗っており、5人全員が死亡した。機体は、陸路でのアクセスが難しい遠隔地に医療を届けるFDSに使用されていた。
ラフィド氏は、FDSがサラワク州の遠隔地住民にとって欠かせない医療サービスであることを認めた上で、医療従事者の安全も同様に重要だと強調。航空機の整備記録や運航手順、天候判断などを含めた安全体制全体を検証する必要があるとしている。
事故原因については現在、関係当局が調査を進めている。アンワル首相も憶測を避け、正式な調査結果を待つよう呼びかけている。