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マレーシア財務省は8月19日、8月20~26日の1週間、無補助のガソリン・軽油の小売価格を1リットル当たり10~20セン引き上げると発表した。世界的な地政学的緊張の高まりを背景に、原油価格や供給を巡るリスクが強まっていることが主な要因。価格は自動価格決定メカニズム(APM)に基づいて算出された。
無補助のRON97は従来のRM4.15から10セン引き上げられ、RM4.25/リットルとなる。無補助のRON95は15セン上昇してRM3.77/リットル、無補助軽油は20セン上昇してRM4.67/リットルとなる。今回、軽油の上昇幅が最も大きくなった。
一方、政府による補助対象の燃料価格は据え置く。BUDI95はRM1.99/リットル、BUDIディーゼルはRM2.10/リットルで変更はない。また、補助対象のガソリン管理制度(SKPS)はRM2.05/リットル、軽油補助制度(SKDS)はRM2.15/リットルで、それぞれ現行価格を維持する。
政府は、国際情勢の不安定化による原油価格や供給への影響が続いているとして、国民に燃料の節約を呼びかけている。今回の価格改定では、無補助燃料の価格を市場環境に応じて調整する一方、政府が対象者を限定して提供する燃料補助については価格を維持するという、現在のターゲット型補助金政策が改めて示された形となる。