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マレーシアの大手リゾート・カジノ運営企業、ゲンティン・マレーシア(Genting Malaysia Bhd)の関連会社が、米ニューヨーク州の都市部における総合型カジノライセンスを獲得したと発表した。これは、同社が運営する「リゾーツ・ワールド・ニューヨーク・シティ(Resorts World New York City)」が、ニューヨーク州のゲーミング施設立地委員会(Gaming Facility Location Board)によって、3つのライセンスのうちの1つとして選ばれたものである。
選ばれた他の2社は、ブロンクスでのバリーズ・コーポレーション(Bally’s Corporation)と、クイーンズで進められているハードロック(Hard Rock)およびスティーブ・コーエン(Steve Cohen)氏によるメトロポリタン・パーク(Metropolitan Park)プロジェクト。これら3件はいずれもニューヨーク市でのラスベガススタイルのカジノ導入計画として評価され、州の税収や雇用創出への貢献が期待されている。
ゲンティン側は、選定に伴い30年間の総合型カジノライセンスの取得が見込まれるとし、計画には数千台規模のスロットマシンや数百のテーブルゲーム、新設の宿泊施設やエンターテインメント施設を含む大型統合型リゾートへの展開が含まれている。州当局は、この動きによって2027年から2036年の間に約70億米ドル(約1兆850億円)の追加ゲーミング税収が見込まれると評価している。
この許可は、最終的な承認を経て正式なカジノ開業へ向けた重要なステップとなり、ゲンティンにとって米国市場での存在感をさらに高める動きとなる見込みだ。