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マレーシアのインフレ、年末まで穏やかに推移見込み

マレーシアのインフレ、年末まで穏やかに推移見込み

2025.10.24 経済・現地企業

マレーシアのインフレ率は、9月にやや上昇したものの、年末にかけておおむね安定する見通しである。経済研究機関 TA Research は、2025年通年の消費者物価指数(CPI)見通しを1.6%に据え置き、2026年は1.5~2.0%のレンジで推移すると予想している。

背景として、原材料価格の安定、リンギの上昇、そして燃料補助金制度「Budi95」の継続などが、消費者物価の抑制要因となっている。また、別の調査会社 Apex Research も、2025年の見通しを1.4%と据え置いた。

インフレの低位安定により、 Bank Negara Malaysia(中央銀行)は短期政策金利を据え置く環境が維持され、景気刺激策の余地も確保されている。

ただし、研究機関は世界的な資源価格の急騰や補助金の大幅見直しといったリスクには注意を促しており、今後も価格変動の動向が監視される見込みだ。

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