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マレーシア中央銀行(バンク・ネガラ・マレーシア=BNM)は、11月6日の金融政策委員会(MPC)で、政策金利(オーバーナイト・ポリシー・レート)を2.75%に据え置くことを決定した。BNMは声明で、「国内経済は外需の回復と堅調な民間消費によって安定的な成長を維持している」と説明し、現在の金利水準が「景気拡大を支えながらもインフレを抑制する適切な水準である」と評価した。
2025年第3四半期のマレーシア経済は前年同期比で4.1%成長と堅調で、インフレ率は3%前後で安定している。BNMはまた、エネルギー価格の上昇や為替変動リスクを注視しつつ、「政策の一貫性を維持し、金融環境の安定を最優先する」と強調した。市場関係者は、次回会合でも金利据え置きが継続されるとの見方を示しており、金融政策の焦点は今後、2026年予算案との整合性に移るとみられる。