MM2Hプログラム、年間約10億リンギットの投資を促進し経済を活性化―IQIが報告

マレーシア・マイ・セカンド・ホーム（MM2H）ビザプログラムは、年々約10億リンギットの投資を促進しており、その経済への貢献が明らかになった。
IQIの共同創設者でグループCEOのカシフ・アンサリ氏は、2024年6月のMM2Hビザプログラム改正がすでに新たに4億5,580万リンギットの投資を生み出し、782件の新規ビザ承認を達成したと発表した。
アンサリ氏は「現在のペースでいけば、年間でほぼ10億リンギットに達する」と述べている。

MM2Hプログラムが経済に与える影響は多岐にわたる。
まず、地元の金融機関における定期預金を通じて、資金が経済全体に循環し、ローンの資金や開発資金として活用される。
さらに、ビザ保持者が不動産を購入することで、新たな投資が不動産市場にも流入する。
特に、ビザ保持者とその家族のために購入される高級住宅が中心となっており、不動産業界への影響も大きい。

アンサリ氏によれば、過去6ヶ月間で、MM2Hビザ保持者がマレーシアに持ち込んだ4億5,580万リンギットの投資は、主に二つの方法で展開されている。
一つは、地元金融機関への預金を通じて、経済を循環させる形での投資。
もう一つは、主に不動産購入に充てられており、この投資が高級住宅市場を中心に拡大している。

MM2Hプログラムは、外国からの資金流入を促進するだけでなく、マレーシア国内の不動産市場や金融業界にも大きな影響を与えており、特に高所得者層をターゲットにした投資が活発に行われている。
このように、MM2Hプログラムは、マレーシアの経済成長を後押しする重要な要素となっており、今後もその貢献が期待される。