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マレーシアの自動車メーカー、プロドゥア(Perusahaan Otomobil Kedua Sdn Bhd)は、自社初となる電気自動車(EV)を2025年末までに市場投入する計画を発表した。価格は8万リンギット(約260万円)以下に設定される見通しだ。
プロドゥアの社長兼CEO、ザイナル・アビディン・アフマド氏は、2025年10月までに生産体制を確定し、年内の販売開始を目指すと述べた。
同車両は、セランゴール州ローワンの新工場で組み立てられ、初期段階では約30%が国内生産部品によって構成される。
生産開始から数か月後には、重要部品の現地調達を進め、その比率を60%以上に引き上げる計画だ。
EVは月間500台の生産を見込んでおり、若年層や小規模な家族向けに設計されている。
手頃な価格で電気自動車の利便性を提供することを目指している。
ザイナル氏はまた、EVの長期的な価値保持、特にバッテリー品質と再販価格に注力していることを強調。
「EVを購入しても、バッテリーの品質に不安があれば8年後には価値が下がってしまう。だからこそ、8年、9年経っても価値が残る車を作るため、バッテリーの品質管理を徹底する。必要であれば、新しいバッテリーも提供可能だ」と述べた。
このEVは、2025年5月に開催されたマレーシアン・オートショー2025で、プロトタイプ(車体半分のカットモデル)として初公開された。