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マレーシア国営エネルギー企業ペトロナスは、現在40~50%程度にとどまる国際事業の比率を、今後10年以内に60%へ引き上げる計画を明らかにした。
これはロイターに提出された事実説明資料で判明した。
同社は、国内の専門技術と海外のパートナーシップを組み合わせる戦略で、海外展開を強化する方針だとしている。
市場の不安定さへの対応と高品質資産への集中により、効率的かつ安定した収益構造の実現を狙う。
また、経営幹部は「マレーシア市場は当社の中核であり、引き続き重要視する」と述べ、国内投資も並行して継続する意志を示した。
石油価格の変動リスクに備えるべく、同社はメンテナンス体制や現地の操業体制を再評価し、リスク対策に努めていく姿勢を強調している。
さらに、資本集約的なプロジェクトでは、リスク分散のために外部企業との協業も検討するとしている。
なお、ペトロナスはカナダのブリティッシュ・コロンビア州の「キチマット液化天然ガス(LNG)プラント」に25%出資し、7月に初のLNG貨物を日本へ輸出しており、同国での事業拡大にも意欲を見せている。