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マレーシア・セランゴール州政府は、州内の養豚産業を長期的な戦略として再編し、ブキットタガー(Bukit Tagar)地区フールー・セランゴールに集約する計画を進めている。2030年の運用開始を目指し、環境管理や衛生面の強化、食料安全保障の向上を図る狙いだ。
州インフラ・農業委員会のイザム・ハシム委員長は、ブキットタガー周辺約202ヘクタールの土地が養豚集約の候補地として選定され、閉鎖型の養豚システムと「ゼロ排出」のコンセプトに基づく最新設備を導入する計画であることを明らかにした。これにより、地域住民との調和を保ちながら、環境汚染や疾病リスクの抑制にもつなげたいと説明している。
既存の養豚場については、現在タンジュン・セパット(Tanjung Sepat)にある112の養豚場が3年間の移行期間中に操業を継続できる一方、最終的にはブキットタガーへの移転が見込まれている。これには、スンガイ・ベランカン(Sungai Belankan)にある3つの養豚場も含まれ、段階的に集約が進む見通しだ。
イザム氏は「この措置は汚染防止や伝染病管理、持続可能な産業発展計画の一環として決定された」と述べ、特に非イスラム教徒コミュニティにおける食料安全保障の確保と衛生管理の徹底が目的であると強調した。
養豚集約は、環境規制・疾病発生リスクの軽減を見据えたもので、ASF(アフリカ豚熱)などの流行が業界に影響を与えた背景もある。州政府は、ブキットタガーの計画が完了するまでの間、現行の操業と移転の両方を管理しながら進める方針だ。