関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア消費者協会連盟(FOMCA)は、イランがホルムズ海峡を封鎖すれば、世界的な原油価格の高騰によりマレーシア国内でも物価上昇が広がる恐れがあると警告した。
FOMCAのサラバナン・タンビラジャ事務局長は、「ホルムズ海峡は世界の原油の約20%が通過する要所であり、封鎖されれば燃料価格が世界的に上がり、その影響はマレーシアにも及ぶ」と述べた。
輸入に依存する小麦、タマネギ、乳製品などの食料品はもちろん、肥料や農業用燃料の価格も上昇し、国産品も影響を受けると指摘。
また、燃料費高騰により電気代や公共交通機関の運賃も上がる可能性がある。
建設業や航空業界なども影響を受け、資材や航空券が値上がりする見通しで、イランからの輸入品であるビチューメンやサフラン、石油化学製品などの価格も急騰すると見られる。
サラバナン氏は、政府に対し主要物資の確保や価格管理策を早急に講じ、国民に向けて冷静な対応を呼びかけるよう求めた。
また、国際的な海上輸送の安全確保に向けた外交努力にも参加すべきだと強調した。
なお、政府関係者はイスラエル・イラン戦争の影響を注視しており、原油価格や国民生活への影響を監視していると明らかにした。