関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]

マレーシアでは、長雨や豪雨、近隣国での洪水の影響で野菜の供給が不安定となり、価格上昇による「財布に痛い」事態が迫っている。
老舗農業団体( Malaysian Federation of Vegetable Farmers Association の)会長、リム・サー氏は、タイ、ベトナム、インドネシアなど近隣諸国での洪水が、マレーシア向け野菜の輸入価格にも波及していると指摘する。「もともとこれらの国々から幅広い種類の野菜を輸入してきたが、最近は価格が上がっている」と同氏は語った。
また国内の農地でも、日照不足や長雨の影響で生育に遅れが出ており、特に葉物野菜やトマトなどの収穫量減少が懸念されている。たとえばトマトは1キロあたり価格が以前の RM2–4 から現在は RM5 超と倍増以上しており、消費者の負担が増しているとの報告もある。
農業関係者からは、「今後数週間~数か月で、さらに野菜の価格は上がるかもしれない」という声もあり、買いだめや食材代の節約を考える消費者が増える可能性がある。年末年始や祝祭日に向け、家計への影響も懸念される。
政府や関係機関には、供給安定策や価格調整、洪水被害農家支援といった対策が求められており、今後の動きが注目される。