ホームマレーシアニュースRapid KL 乗車パスの料金改定へ — 2026年1月1日から実施
Rapid KL 乗車パスの料金改定へ — 2026年1月1日から実施

Rapid KL 乗車パスの料金改定へ — 2026年1月1日から実施

2025.12.17 経済・現地企業

 マレーシアの公共交通事業者 Prasarana Malaysia Berhad は16日、首都圏の鉄道・バスサービス「Rapid KL」で利用できる各種乗車パスの料金を見直すと発表した。これは 2009年以来初めての大規模な改定 で、2026年1月1日から新料金が適用される。料金改定の背景には、路線網の拡大と運営コストの増加があるとしている。

今回の見直しでは、新しい30日間用パス「Rapid Bulanan」 が発売されることも発表された。これは 鉄道とバスを含むRapid KL全線で無制限に利用できる月額パスで、マレーシア人・外国人ともに購入可能、価格はRM150(約5,700円)となる見込みだ。

それ以外のパスでは、従来の種類ごとに価格や提供内容が変更される。たとえば:

  • Rapid Kota(1日・3日パス):1日RM10、3日RM25(2日パスの販売は廃止)
  • Rapid Kembara:1日RM25、3日RM55(同じく2日パス廃止)
  • Rapid Keluarga:マレーシア国民向けにRM30に設定
  • Rapid Pelajar:新規申し込みはマレーシア国籍の学生のみ対象(非マレーシア国籍学生は既存パス期限まで50%割引適用)

一方で、「My50」月額パス(現在RM50)は料金据え置きで変更されないほか、高齢者向け「Rapid Emas」や障がい者向け「Rapid Mesra」などの割引パスも現行価格のまま継続される。これらは対象者が無制限に利用できるパスとして、引き続き通勤・通学者を支える役割を果たす。

今回の料金改定は、通勤者や観光客に影響する可能性があり、Rapid KLの公式Webサイトやアプリで詳細情報の提供が進められる予定だ。

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