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モナシュ大学マレーシア校、サンウェイ大学、テイラーズ大学の3大学は9月8日、高等教育や研究分野で連携する「トリプル・アライアンス(Triple Alliance)」を正式に発足した。スバンジャヤのサンウェイ・スクエア・ジェフリー・チア・パフォーミング・アーツ・センターで記念イベントを開催し、ザンブリー・アブドゥル高等教育相らが出席した。
3大学はいずれもサンウェイ・シティとその周辺にキャンパスを構え、合わせて6万4500人以上の学生と5657人の教職員を抱える。近接する立地と、それぞれが持つ教育・研究分野の強みや国際的なネットワークを生かし、単独の大学では実現が難しい規模で教育や研究、地域社会への貢献を進める狙いだ。
連携の柱となるのは、教育、研究、施設・資源の共有、学生生活、地域社会への貢献の5分野。特にAI、医療、デジタルイノベーションなど、マレーシアや東南アジアにとって重要性が高まる分野で学際的な共同研究を進める。共同での研究助成獲得や教育プログラムの開発、企業とのパートナーシップなどにも取り組み、研究成果を国や地域の発展につなげる方針だ。
学生にとっても、所属大学の枠を超えた学習機会が広がる。キャンパス間の交流や学生の相互移動、施設の相互利用のほか、共同での起業支援や生涯学習の新たな仕組みを検討する。学生生活の面でも、リーダーシッププログラム、ボランティア活動、学生同士の支援ネットワーク、メンタルヘルスに関する取り組みなどを共同で展開する計画だ。
ザンブリー高等教育相は今回の提携について、複数の教育機関がそれぞれの強みを持ち寄り、国や地域により大きな成果を生み出す「高等教育の新たなモデル」になると評価。大学間で専門知識や施設、資源を共有するネットワークの構築を掲げる政府の「マレーシア高等教育計画2026~2035」にも沿った取り組みだとした。
サンウェイ・グループ創業者兼会長のジェフリー・チア氏は、サンウェイ・シティを質の高い教育と世界水準の研究における地域拠点とする構想を長年掲げてきたと説明。3大学には近接した地域に人材やアイデア、知的資源が集中しているとして、競争と協力、イノベーションが共存する環境を構築することで、マレーシアが高所得国へ発展するために必要な人材育成にも貢献できるとの考えを示した。
3大学は今後、運営評議会や分野別のワーキンググループを設け、長期的かつ具体的な成果につながる連携体制を構築する。教育機会の拡大や研究の加速に加え、産業界や政府、地域社会との関係も深め、マレーシアを教育、イノベーション、人材育成の国際的な拠点として発展させることを目指す。