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コーヒーチェーン ZUS Coffee は、同社店舗で女性バリスタが客から罵倒を受け、コーヒーを掛けられた騒動について、「社員を全面的に支援する」と公式声明を発表した。事件は11 月9 日、同社店舗にて撮影された映像で世界的に拡散されている。
同社は11 月10日付で「この件を認識しており、徹底した調査を開始した」「小売業で働くことは決して易しくない。だが、このような事態に発展するべきではなかった」と表明した。さらに、被害を受けたバリスタ(社内では “Zurista” と称される)に対し「私たちは彼女とともにいる」との言葉を添えた。
動画には、客とみられる女性が店内でバリスタを罵倒し、カウンター越しにコーヒーを投げつける光景が映っており、現場ではバリスタがカップを投げ返すなど混乱の様子もあったと報じられている。
同社は付け加え、「バリスタのプライバシーを尊重し、顔が映った動画の共有・再投稿を控えてほしい」と呼びかけるとともに、「オンライン・オフラインを問わず、誤情報を拡散せず敬意ある言動を保ってほしい」と訴えた。
また、ZUS Coffeeは「従業員や顧客に対する尊敬を欠く行為を容認しない」と明言し、「すべてのコミュニティにとって安全かつ尊重ある環境を作ることにコミットしている」と声明を出した。
この騒動は、サービス業現場における従業員保護の重要性を改めて浮き彫りにしており、企業の対顧客対応・ソーシャルメディア上での情報拡散・労働環境の整備が問われる事案となっている。