中国ブランド、マレーシアで存在感拡大　ミルクティーからデザイナーズトイまで人気沸騰

中国ブランドがマレーシアの消費市場で存在感を一層高めており、ミルクティーからデザイナーズトイに至るまで、幅広い商品が強い需要を集めている。

首都クアラルンプールの街を歩くと、中国発の飲料大手「蜜雪氷城（Mixue）」やミルクティーチェーン「CHAGEE」、そして中国を代表するコーヒーブランド「Luckin Coffee（瑞幸咖啡）」の店舗が至る所に目立ち、マレーシア人が食や飲料を愛する文化の中でこれらのチェーン店は急速に支持を広げている。

一方で、人気キャラクター「Labubu」などブラインドボックスで知られる中国の玩具ブランド「Pop Mart」も急速に市場を拡大しており、中国発の知的財産（IP）の競争力の高さと文化的創造力を示している。

クアラルンプールの人気ショッピングモール「パビリオン」では、最新のLabubuフィギュアが完売するなど、中国文化商品の熱狂的な人気が地元の若者を中心に高まっている。