サイバー犯罪専門の裁判所が始動
2016.09.09 政治・社会マレーシア国内初のサイバー犯罪専門の特別裁判所が9月1日から始動した。裁判所はクアラルンプール市内ハルタマス地区にあるコート・コンプレックス内に設置。サイバー犯罪が増加しているうえ、複雑な犯罪を解明するうえで専門知識が必要と政府は判断し、先に設置を決めていた。
裁判官や検察官ら27人が8月下旬、通信・マルチメディア委員会(MCMC)と連携して、IT関連の訓練を受けた。
サイバー犯罪には主に金融機関からのオンラインを通じての詐欺、ハッキング、文書改ざん、オンライン・ギャンブル、ポルノ関連などが含まれる。
この特別裁判所が好評であれば、サイバー犯罪が多いジョホール州やペナン州でも同様の裁判所を設置する計画を政府はしている。(Mtown)