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割引セールの開催 1年に4回に変更=国内取引省

2017.01.13 経済・現地企業
国内取引・協同組合・消費者行政省は今年から、1年間に割引セールを開催することができる頻度を4回に制限することを明らかにした。1997年取引表示法の割引セール開催に関する項目の改正によるもの。
4回のうち3回はセールの開催時期を政府が決める。1回目は3月1日から30日の1カ月間開催される。2回目は6月15日から8月31日の1マレーシア・メガ・セール・カーニバル、3回目は11月1日から12月31日までの1マレーシア年末セールとなる。バーゲン期間中の割引率は定価の10%以上を条件とし、現在のように5%の割引はできなくなるという。
これまでは1年に5回セールを開催することが認められており、そのうち3回が政府により決められた期間内の開催となっている。小売業者が独自に割引セールを行う場合は、割引率が50%以上の場合のみとなっていた。
政府がセール時期を決め国を挙げて割引セールをアピールすることで、観光客の誘致につながることが期待されている。ドバイやロンドンでも割引セールのシーズンは決められている。
ハイパーマーケットのマイディン・モハメド・ホールディングスのアミール・アリ・マイディン社長は、小売業者のビジネスに政府が口出しすべきではないとコメント。セールの開催回数を制限するのは好ましいことではないとした。また、割引セールの開催が制限されることで時期外れの商品を消化することができなくなるとし、在庫を売り切らずに新しい商品を仕入れることは小売業者にとってリスクが高いと説明した。
また、他の小売業者からは一年を通して商品を割引価格で販売しているという意見も出た。(1月4日付)
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