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マレーシアの小売企業マクロバリューは、シンガポールのDFIリテール・グループが展開するCold StorageおよびGiantのシンガポールにおけるスーパーマーケット事業を4億1,400万リンギ(1億2,500万シンガポールドル)で買収する。
マクロバリューは今後、価格の引き下げと商品バリエーションの拡充を通じて、消費者への提供価値を高める。
Cold Storageではワインやチーズ、乳製品などのプレミアム商品を充実させる一方、Giantでは卵や鶏肉、野菜などの生活必需品をマレーシアの物流網を活用して手頃な価格で提供する。
同社オーナーのアンドリュー・リム・タット・キオン氏は「我々はマレーシア国内に物流と供給網を持っており、シンガポールの顧客にもその利点を還元できる」と述べている。
マクロバリューは来年以降、新店舗の開設や既存店舗の改善に向けて家主との連携も進める方針である。
今回の売却は、DFIリテール・グループがシンガポールにおけるガーディアンおよびセブン-イレブン事業に注力する戦略の一環で、競争の激しいスーパー事業からの撤退を意味する。
なお、Cold StorageとGiantは2024年後半に黒字転換していたが、フェアプライスやシェンションとの競合が売却理由として挙げられている。