関連メディア
グルメシアン[外食・グルメ情報はこちら]
生活情報サイト[生活お役立ち情報はこちら]
マレーシア財務省は、9月4日から10日までの期間においてガソリンの小売価格を据え置くと発表した。RON97は1リットルあたり3.16リンギ、RON95は2.05リンギで維持され、ディーゼルも半島マレーシアで2.88リンギ、サバ・サラワク・ラブアンでは2.15リンギが継続される。
財務省は声明で「政府は引き続き世界の原油価格の動向を注視し、国民の福祉と生活の安定を守るため適切な措置を講じていく」と強調した。
マレーシアでは、RON95とディーゼル燃料に対して政府が補助金を導入しており、国際的な原油価格の高騰時にも庶民の生活コストを抑える仕組みが取られている。特に食料品や物流コストに直結するディーゼル価格の安定は、生活必需品の価格を維持するうえで重要な政策とされている。
政府はまた、補助金政策の持続可能性についても議論を続けており、必要に応じてターゲット型補助金への移行や財政負担の調整が検討されている。今回の価格据え置きは、生活費上昇に直面する国民への直接的な支援策であると同時に、国際市場の不安定さに対応するための一時的措置でもある。