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マレーシアでアフリカ豚熱(ASF)が再び猛威を振るい、豚肉の供給が大幅に減少。
価格が急騰している。
2023年の大規模な感染では、ペナン州の養豚場が約25%減少し、160カ所あった農場は現在約120にまで減った。
ペナン州ヴァルドー地区では、40の農場が20に半減。
州内の豚の頭数も、ピーク時の9万頭から2~3万頭まで激減した。感染拡大を防ぐため、農家は飼育頭数を減らし、閉鎖型の農場に切り替える動きも広がっている。
ASFの影響は他州にも及び、セランゴールやマラッカでも多数の豚が殺処分された。
豚肉の価格は昨年の100kgあたり1,300~1,400リンギットから、現在は約1,800リンギットに上昇。
さらに、飼料価格の高騰もコストを押し上げている。
トウモロコシはパンデミック前の1トン800リンギットから、一時は2,000リンギットに跳ね上がった。
輸入豚肉の利用も検討されているが、農家は消費者に対し、衛生管理が確認された安全な肉を選ぶよう呼びかけている。