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マレーシアの通貨リンギは25日、米ドルに対して上昇して取引を終えた。
中東地域の地政学的緊張の緩和や、アメリカ経済指標の悪化が米ドルの下押し要因となり、リンギを下支えした。
午後6時時点で、リンギは前日の終値である1ドル=4.2410/2465から4.2335/2405へと上昇した。
SPIアセット・マネジメントのマネージングパートナー、スティーブン・インネス氏によると、イスラエルとイランの間で停戦状態が継続していることで、安全資産とされる米ドルへの需要が減退しているという。
加えて、米国の6月の消費者信頼感指数が98.4から93.0へと5.4ポイント下落したことも、ドル安の要因となった。
インネス氏はまた、FRB(米連邦準備制度)のパウエル議長が最近発した慎重な発言が、利下げの可能性を示唆するものと受け止められ、米国債利回りの低下につながったと分析。
これにより、アジア通貨全般が一時的に安堵感を得たと述べた。
市場の取引は引き続き控えめだったものの、リンギは小幅ながらも堅調に推移し、主要通貨に対しても上昇した。
対円では2.9256/9296から2.9070/9120へ、対英ポンドでは5.7707/7782から5.7631/7726へと、それぞれ値を上げた。