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ロティ・チャナイやナシレマ、13年間で価格がほぼ2倍に上昇

ロティ・チャナイやナシレマ、13年間で価格がほぼ2倍に上昇

2025.04.30 経済・現地企業

マレーシア統計局が発表した「2024年年間消費者物価指数(CPI)分析報告書」によると、ロティ・チャナイやナシレマ、サテーなど、マレーシアで親しまれている定番料理の価格が、この13年間でほぼ倍増していることが明らかになった。
 

報告によれば、ロティ・チャナイは2011年の1枚あたり平均価格90センから、2024年にはRM1.54へと71.1%上昇。
ナシレマはRM2.03からRM3.68へと81.3%の値上がりを記録した。

チキンサテーは価格が113.7%と2倍以上に高騰し、1本あたり51センからRM1.09に上昇した。


また、インドから輸入される大玉ねぎは139.4%の上昇で、1キログラムあたりRM2.89からRM6.92に。
その他の基本食材についても、ココナッツミルク(1kg)はRM7.39からRM11.54に、削りココナッツはRM5.18からRM8.33へと価格が上昇している。

肉類では、地元産牛肉の価格が2011年のRM19.05から2024年にはRM37.84へとほぼ2倍に値上がりした。


中でも最も急激な価格上昇が見られたのは「シジミ(cockles)」で、400.3%の上昇率を記録。
1キログラムあたりRM3.04からRM15.21へと、約5倍に達している。


一方、同統計局は2024年のマレーシアのインフレ率は1.8%で、2023年の2.5%から鈍化したと発表。
消費者物価指数(CPI)は2023年の130.4ポイントから2024年には132.8ポイントに上昇した。


国際通貨基金(IMF)の「世界経済見通しデータベース(2025年4月)」によると、2024年の世界の平均インフレ率は5.7%であり、2023年の6.6%から減少している。
これと比較しても、マレーシアのインフレは抑制されている傾向が見られる。

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