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マレーシア政府は、ハラール認証取得を迅速化するため、本日8月15日よりオンライン申請プラットフォームを正式に導入した。
これにより、食品・飲料や化粧品などの業界における企業の認証申請が従来の紙ベースや対面手続きからデジタル化され、申請から認証取得までのプロセスが大幅に短縮される見通しだ。
提供される新システムにより、申請者はMYeHALALなどのポータルを通じて、自社情報や製品データをアップロードし、そのまま審査や承認をオンラインで進められるようになる。
認証完了後には、デジタル証明書(e-Cert)が発行され、必要に応じて紙媒体として印刷することも可能だ。
これにより、申請の透明性向上と業務効率化が期待されている。
さらに、近年進められてきた認証申請期間の短縮化とも相乗効果が見込まれる。
2024年10月には、申請から許可までの期間が従来の23営業日から15営業日に短縮される試行的な措置も実施されている。
急増する認証ニーズに対応するための変革として、政府はデジタル化と合わせて従来手続きの見直しを進めている。
このデジタル化は、国家戦略「Malaysia MADANI(マダニ)」の理念にも沿った施策であり、行政サービスの効率化と信頼性向上を目的としている。
特に中小企業にとっては、手続きの簡略化は大きな負担軽減となり、ハラール市場への参入障壁を低くする可能性がある。
一方、紙の証明書の再発行には所定の手数料がかかる点が留意される。