キリンビール、マレーシアに新会社設立　東南アジアでの事業拡大を加速

キリンビール株式会社（社長 堀口英樹）は9月25日、マレーシア・クアラルンプールに新会社 「KIRIN BREWERY SOUTHEAST ASIA SDN. BHD.」 を設立すると発表した。新会社は2025年10月1日から事業を開始する予定だ。

東南アジア市場の成長を狙う

東南アジアでは経済成長と人口増加を背景に、酒類市場の拡大が続いている。これまでキリングループの同地域での事業は、シンガポール子会社を通じて展開してきたが、今後は新会社を設けることで、現地ニーズへの迅速な対応や代理店との連携強化を図る。

新会社は、営業やマーケティング、商品開発、品質管理、OEM事業の推進など幅広い業務を担い、東南アジアにおける酒類事業の中核拠点として機能する。
 

地域に根ざした展開へ

キリングループは「食と健康」を軸にした事業戦略を掲げており、今回の新会社設立はその一環と位置づけられる。現地に根ざした持続的な事業展開を進めることで、ブランド力の強化と市場拡大を目指す方針だ。
 
会社概要

• 会社名：KIRIN BREWERY SOUTHEAST ASIA SDN. BHD.（KBSEA）

• 所在地：マレーシア・クアラルンプール

• 事業開始日：2025年10月1日

• 事業内容：東南アジアでの酒類事業戦略立案、営業・マーケティング、商品開発、品質管理、OEM事業推進など

• 出資関係：キリンビール株式会社 100％出資子会社