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マレーシアの安定性が仲介の鍵に――タイとカンボジアの和平協議、クアラルンプールで実現

マレーシアの安定性が仲介の鍵に――タイとカンボジアの和平協議、クアラルンプールで実現

2025.08.04 政治・社会

アンワル・イブラヒム首相は、タイとカンボジアがマレーシアを和平協議の開催地として選んだ理由について、「政治の安定性と経済発展」が評価された結果であると述べた。
 

8月3日に開催された「2025年 全国農業・畜産・漁業者の日」閉会式の中で、同首相は、両国の紛争解決にマレーシアが貢献できたことは「友好国として誇らしい」と強調。
「想像してほしい。両国がクアラルンプールで合意に達した。これほどの成果は初めてだ」と語った。


7月28日には、アンワル首相が議長を務めたASEAN特別会合の場で、両国は即時かつ無条件の停戦に合意。
また、国境問題に関する「合同国境委員会」会議の開催にも合意している。


この成果を受け、8月4日にはカンボジアのティア・セイハ国防相とタイのナッタポン・ナークパニット代行国防相がクアラルンプールを訪れ、詳細な協議を行う予定。


アンワル首相によると、今回の和平合意は国際的にも高く評価され、米国のトランプ大統領からも感謝の連絡が寄せられたほか、ドイツやフランス、中国など各国の首脳からも注目を集めているという。

「さまざまな努力を経て、両国に信頼され、交渉の場を提供できたことは、マレーシアの国際的地位を示す大きな一歩だ」と首相は語った。
 

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