ホームマレーシアニュースイスラエルがマレーシア人ボランティア23人を拘束 ヨルダンで法的支援チーム待機
イスラエルがマレーシア人ボランティア23人を拘束 ヨルダンで法的支援チーム待機

イスラエルがマレーシア人ボランティア23人を拘束 ヨルダンで法的支援チーム待機

2025.10.03 政治・社会

マレーシアの市民団体「スムード・ヌサンタラ指令センター(SNCC)」は10月2日、ガザへの人道支援を目的とする国際船団「グローバル・スムード・フロティラ(GSF)」に参加していたマレーシア人ボランティア23人が、イスラエル軍に拘束されたことを確認したと発表した。

拘束が確認されたのは2日午後4時25分。通信が途絶した後、参加者がイスラエル軍に連行されている映像が確認された。関係者によれば、拿捕された船「シリウス号」「エストレラ号」「アルマ号」「フーガ号」などは、イスラエル・アシュドド港に入港したとみられている。

SNCCのサニ・アラビー局長は記者会見で「一部のボランティアはすでに上陸させられた可能性がある」と述べ、ヨルダンに派遣されたマレーシアの法務チームが取り調べへの対応に備えていることを明らかにした。

拘束された23人の中には、歌手のヘリザ・ヘルミさんと妹のヌル・ハズワニ・アフィカさん、歌手ジジ・キラナさん、SNSインフルエンサーのアルデル・アリャナさんらも含まれている。

GSFは45カ国から500人以上の活動家が参加する大規模な人道支援船団で、食料や医薬品をガザに届け、封鎖解除と人道回廊の開放を訴えていた。参加者の中には、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんや米女優スーザン・サランドンさん、ネルソン・マンデラ氏の孫マンドラ・マンデラさんも名を連ね、世界的な注目を集めている。

今回の拘束を受け、国際社会からの外交的・法的対応が急務となっている。

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