ペトロナス、三井物産とCO2回収・貯留案件で覚書
2022.07.03 日系企業動向国営石油ガスのペトロナスは、三井物産(本社・東京都千代田区)と、マレーシアにおける二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)バリューチェーンの概念検討および事業化調査に関する覚書(MoU)を締結した。
MoUは、2022年6月13日のオンライン上での式典で、両社の担当幹部が調印した。
両社はこのMoUに基づき、マレーシアをアジア太平洋地域におけるCCSのハブとして確立するというペトロナスの目標に沿って、半島マレーシア沖のCO2貯留候補地の評価を行う。また、両社の協力範囲は、その他のCCSバリューチェーンの評価、様々な産業からのCO2回収・収集戦略、CO2の競争的輸送、空気直接回収における新技術を含む。
ペトロナスと三井物産は、両社の強み、ネットワーク、専門性を活かし、これらの分野の進展に努めるとしている。