MJIIT、ユーグレナとNDA締結
2022.07.14 日系企業動向 マレーシア工科大学・マレーシア日本国際工科院(MJIIT)は7月14日、ミドリムシなどを使ったバイオマス生産研究を行うユーグレナと秘密保持契約(NDA)を締結した。
MJIIT とユーグレナは、リバネスグループが MJIIT内に開設した「Nest-Bio Venture Lab」を拠点に、2019年より微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)を題材とした教育活動で連携を行なってきたが、更に連携を進めるため NDA を締結した。
署名式ではユーグレナ執行役員 の鈴木健吾CTOが、「生物多様性が高く、光合成を利用した脂質等の有用物質生産に適したマレーシアの環境でバイオマス生産研究を加速させていきたい」と述べた。一方、MJIIT藻類バイオマス講座のシャザエヴァ准教授は、「ユーグレナとの連携によりマレーシアにおける藻類研究を発展させたい」と期待感を示した。
ユーグレナはミドリムシや食用油を使ったバイオ燃料(SAF)の生産に着手。国内の航空会社に提供している。