加賀電子、ペナンの新工場が本格稼働
2022.11.06 日系企業動向加賀電子(本社・東京都千代田区)が、東南アジア諸国連合(ASEAN)における電子機器受託製造サービス(EMS)事業の生産能力増強のために建設を進めていたペナン州ペライの新工場が10月より本格稼働を開始した。
同社は2000年、ペナン州で現地法人「加賀コンポーネンツ(マレーシア)」を設立。電源製品や衛生機器、電動工具、民生機器向け電装基板の生産を行ってきた。コロナ禍の影響で、半導体不足や国際物流網の混乱が起きていたが、足元では解消に向かっており、顧客からの需要や引き合いは急回復している。これを契機に、老朽化した工場建屋・設備を一新、生産品質・生産効率の一層の向上を図り、旺盛な需要に対応出来る体制を整えることとした。
新工場の延べ床面積は1万1,150平方メートル。投資額は5年間でおよそ10億円で、土地と建物はレンタルだとしている。