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クアラルンプールの国際金融地区「トゥン・ラザク・エクスチェンジ(TRX)」の開発事業「エクスチェンジTRX」の商業施設が、11月29日にオープンした。施設内に入居する日本の百貨店SEIBUも同日オープンし、セレモニーが行われた。
SEIBU KLの湯谷信治社長や、髙橋克彦駐マレーシア日本大使らが、酒だるのふたを勢いよく木づちで割る「鏡開き」を行いオープンを祝うと、待ちわびた大勢の客が次々と店内に入っていった。訪れていた40代のマレーシア人の女性は「日本に旅行したことがあり、SEIBUを知っていた。何か素敵で特別なものが見つかるかもしれないというワクワクした気持ちで来た。楽しみだ」と話していた。
SEIBUのマレーシア進出は、インドネシアに次ぐ2カ国目。日本のそごう・西武からライセンスの貸与を受け、そごうKLデパートメントストアが運営する。開業には1億5,000万リンギ(約47億5,000万円)以上を投じた。
総売り場面積はおよそ265,000平方フィートで、4つのフロアで700を超えるラグジュアリー、インターナショナル、コンテンポラリーそして日本ブランドを取り扱う。このうちマレーシアではSEIBUにしかないブランドが100以上あり、日本のブランドも110以上出店する。化粧品売り場はマレーシア最大で、スキンケア、メイクアップ、コスメティックなど合計116のブランドを取り揃えているという。また地下には食品売り場が設けられ、食材のほか惣菜店もあり、日本のデパ地下のようだ。寿司や和牛など、日本食にこだわったレストランも並ぶ。
オープニングのスピーチで湯谷氏は「 SEIBUが新しいスタンダードをもたらし、マレーシアの消費者と観光客に楽しんでいただけるよう、日本流の最高の『おもてなし』サービスを提供することを目指す。単に商品を販売するだけでなく、ご家族やご友人との交流の場、そして何よりも忘れられないひとときや思い出を作っていただきたい」と話した。