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投資貿易産業省傘下のハラル開発公社(HDC)は2月22日、ハラル貿易や関連産業を強化するため、イオン・マレーシアなどと覚書を締結した。国営ベルナマ通信などが伝えた。
HDCは、マレーシアのハラル製品を日本で宣伝するためにイオン・マレーシアと、また、日本におけるインフラ整備とハラル認証の充実を図るために日本ハラール協会(JHA)とそれぞれ連携。イオンとの協業で日本市場に進出するためのビジネス指導や、ハラル製品の販促セミナーを行うとともに、日本のハラール産業関係者にハラル・トレーニング・プログラムを提供する。また、JHAとの協業では日本における飲食店のハラル認証プロセスを効率化するための人材育成とノウハウの共有に重点を置くという。
調印式にはHDCのHairo Ariffein Sahari最高経営責任者(CEO)、イオンマレーシアの世古継敏副社長、JHAのレモン史視理事長が出席。HDCのKhairul Azwan Harun会長と、17日から7日間の日程で来日しているアフマド・ザヒド・ハミディ副首相も立ち会った。
マレーシア・ハラル産業開発評議会会長も務めるザヒド副首相はこれに先立ち、ハラル産業の強化に向けて日本の関係者と会談。現在3兆米ドル以上の価値を記録しているハラル商品・サービスに対する世界的な需要の高まりに対応するため、両国が協力することが重要であるとし、「日本のムスリム人口は比較的少ないが、日本のハラル市場の成長の余地は大きい」と述べた。
なお、イオンは20日、岡田元也会長の長男にあたる岡田尚也イオンマレーシア副社長が3月1日付で執行役に就くとともにイオンマレーシア社長に昇格する人事を発表している。