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三井物産(本社・東京都千代田区)とロート製薬(本社・大阪市生野区)はこのほど、共同でシンガポール企業で漢方薬製造販売を手掛ける余仁生(Eu Yan Sang)の株式約86%を、これを保有するライタス・クレーン・ホールディングス(本社・シンガポール)から譲受することで合意した。なお残り株14%については、譲受完了後に公開買付(TOB)を実施する予定。
余仁生は東南アジア最大の漢方薬製造販売企業であり、伝統的な漢方薬から新たな健康・ウェルネスソリューションを提供している。同社は創業1879年の老舗で、2023年6月現在の従業員数は1,357人。
三井物産は余仁生について、これまでもファンドを通じて株式を間接保有しているが、再出資を行うことで余仁生の事業拡大とブランド価値向上を目指す。
三井物産とロート製薬は、この共同投資を通じて、医薬品から食品まで幅広くカバーする健康関連事業を展開し、アジア市場における製品の販売力とブランド力をさらに強化するとともに、未病・予防対策に特化した事業展開を進め、消費者のライフスタイルの質向上への貢献を目指す。