マレーシアでは3案件が採択 JICAの中小企業・SDGs支援事業-2021/04/20
2021.04.20 日系企業動向国際協力機構(JICA)は4月20日、2020年度第二回「開発途上国を対象とする中小企業・SDGsビジネス支援事業」について、マレーシア関連で3件が採択されたと明らかにした。
この事業は昨年12 月に公示されたもの。JICAは今回、世界全体で54 件の案件の採択を決定している。
この事業では、開発途上国の開発ニーズと日本企業の優れた製品・技術等とのマッチングを通じて、開発途上国におけるSDGs達成に貢献するビジネスを促進し、開発途上国の社会経済開発における課題の解決及び日本企業の海外ビジネス展開の両立を目指している。
マレーシアで採択された3案件は、日本リモナイト(本社・熊本県)による「天然ミネラル阿蘇リモナイトを使用したリサイクル型脱硫システム案件化調査」、日健総本社(岐阜県)と日本工営(東京都)が共同で携わる「BSC工法を用いた上水セクター濁水改善案件化調査」、三菱商事とスペア・テクノロジーソリューションズ(東京都)による「マレーシア・アセアン地域でのオンデマンド型公共交通の普及・実証・ビジネス化事業」となっている。
これらの3案件は、マレーシアにおける事業の実現性、および当該事業を通じたマレーシアの 開発課題解決に係る貢献可能性が高いことから、採択に至ったとしている。