ホームマレーシアニュース7期連続でマイナスに=JACTIMの景気動向調査-2021/10/21

7期連続でマイナスに=JACTIMの景気動向調査-2021/10/21

2021.10.21 日系企業動向
マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)はこのほど、「第72回景気動向調査(2021年下半期)」を発表した。
この調査では、JACTIM会員企業552社に対し、9月1日~9月30日にかけて質問したもので191社から回答を得た。
前回の回復予測にも反し7期連続でマイナスとなったが、コロナ禍前と同等水準は維持。来期は+3.1ポイントとプラスへの改善を予測。長期間の行動規制による経済低迷、操業率低下を要因とする声が多かった。
「従業員が不足」と回答した企業の割合が前回調査の2倍弱に増加。来期もマイナス20.4ポイントと労働力等の不足状況が継続すると予測される。
「業界の需給判断DI」は、前回から横這いとした予測に反し、17.1ポイント上昇の+15.7ポイントとプラスに転じた。これは需要超過の状況が鮮明化したもので、来期も引き続き需要超過状態が見込まれる。
「業績に影響を与える要因」を取りまとめるにあたり、これまでは、一定数の企業が回答として挙げてきた「米中貿易摩擦の影響等」が今回は減少した。一方で、回答企業のうち9割がコロナ禍の影響をあげている。
また今回から新たに「マレーシアの規制変動による影響」という設問を設けたところ、回答企業のうち66.5%が「次点」としてあげていることから、規制対応も企業活動面で影響を与えていると考えられる。
Tweet Share
ヤクルト、ろう者スポーツ協会へのスポンサー契約を更新-2021/10/21
中小機構、「新価値創造展」商談会をオンラインで実施-2021/10/25

Mtown公式SNSをフォロー

関連メディア