ホームマレーシアニュース9万人余りがライセンス取得 配車サービス運転手への資格試験で

9万人余りがライセンス取得 配車サービス運転手への資格試験で

2019.12.19 日系企業動向

政府は今年4月以降、グラブをはじめとするスマートフォンを使った配車サービスの運転手に対しライセンス取得を促しているが、これまでに9万人余りが所定の資格を取得したことがわかった。

このライセンスは、配車サービスに従事する運転手が公共交通機関(PSV)運航のための免許に当たるもの。グラブのマレーシア事業トップのシーン・ゴー氏は「運転手の総計目標は15万人だが、すでにその62%はライセンスを取得済み」とした上で、さらに2%がライセンス交付待ち、10%がトレーニングが終了しているか試験の受験を待っている状態と述べ、今後さらに自社の登録ドライバーが増加するとの見通しを示している。ただ、今回のライセンス取得スキームの実施により、16%が試験受験をあきらめたという。

ライセンス取得の関係費用について、グラブは実費の補助を出している。これに対し、競合のジョムライズは「3万人に達する登録ドライバーに補助を出すのは我が社にとって負担が多すぎる」とし、「資金力のある大手がさらに大きくなる不均衡な状況にある」と現状について批判している。

なお政府は、ライセンス取得を3回続けて失敗した受験者に対し「試験問題の読解力」を問う試験ではなく、口頭でのテストを行う方針も示している。

これまでにPSVを取得したドライバーの数は全国で約36万人。うち約1割はタクシー運転手だが、配車サービスの事業者として働くこともできる。

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