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日本語教育分野で新たな取り組みが始まる。ATOZランゲージセンター(マレーシア)は、インターカルト日本語教員養成研究所(東京都台東区)と連携し、文部科学省に登録認可された日本語教師養成講座を海外で初めて開講すると発表した。
2024年4月に施行された「日本語教育機関認定法」により、日本語教師の資格は国家資格である「登録日本語教員」となった。これに伴い、日本語教師を目指す人には、文部科学省が定める基準に沿った養成課程の修了が求められている。
今回、インターカルト日本語教員養成研究所の連携協定校としてATOZランゲージセンターが認定を受けたことで、海外在住者でも日本国内と同等の基準に基づく養成課程を受講できる環境が整った。現時点で、海外で文科省登録認可の日本語教師養成講座を受講できるのはATOZランゲージセンターのみとなっている。
開講されるのは、登録日本語教員養成課程420単位時間一体型コース。理論科目はオンラインで学び、模擬授業などの実践科目は通学で行うハイブリッド形式を採用する。全420単位時間のうち、通学科目をマレーシア国内のATOZランゲージセンターで受講でき、修了後は日本語教育機関への就職や海外でのキャリア形成が期待されている。
連携先のインターカルト日本語教員養成研究所は1978年設立。40年以上にわたり日本語教師養成を行い、これまでに2,000人以上の修了生を輩出してきた。2018年からはKDDIグループの一員として運営され、2024年11月に文部科学省から「登録日本語教員養成課程」および「登録実践研修課程」の認可を受けている。
一方、ATOZランゲージセンターは2004年設立。クアラルンプール近郊のDamansara Utamaに拠点を構え、20年以上にわたり日本語教育に携わってきた。日本語教師の企業派遣、日本留学支援、スピーチコンテストの開催などを通じ、日本とマレーシアを結ぶ教育・文化交流の役割を担っている。
今回の取り組みにより、マレーシアをはじめとする海外在住者が、日本に渡航せずに国家資格取得を目指せる道が開かれ、日本語教育の国際的な裾野拡大につながることが期待されている。