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FOOD & LIFE COMPANIESは3月6日、2月7日にマレーシア初となる「スシロースリアKLCC店」をオープンした件について改めてプレス発表を行った。
F&LCは「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」というビジョンのもと、海外展開を加速しており、今回の出店で日本を含む10エリア目、海外事業で200店舗を突破する節目を迎えた。
スシローの東南アジア進出は2019年のシンガポールに始まり、タイ、インドネシアと続き、今回のマレーシアで4カ国目となる。
初出店地として選ばれたのは、クアラルンプールの象徴的なランドマークであるペトロナス・ツインタワーに直結する大型商業施設「スリアKLCC」である。
この立地は、国内外の多様な客層に向けた認知度向上を見込んでの選定である。
オープン当日は、駐マレーシア日本国大使の四方敬之氏をはじめとする来賓5名を迎え、記念セレモニーが開催された。
獅子舞の演舞が場を盛り上げた後、F&LCの吉田司執行役員と、Sushiro Malaysia Sdn. Bhd.の長船匠マネージングディレクターが登壇。
長船氏は「スシローが日本の味と文化の架け橋となり、マレーシアの皆さまに愛される店となることを目指す」と述べた。
その後、7名によるテープカットが行われ、正式に営業が開始された。
開店初日から多くの客が訪れ、「Thank you for coming to Malaysia. I love Sushiro’s sushi♡」といった感謝の手紙が届くなど、好調なスタートを切った。
オープンから約1カ月経過後も、予想を上回る来店数を記録し、順調な滑り出しを見せている。
スシローの海外展開においては、日本の味を忠実に再現するため「直営」にこだわる。
メニュー構成や価格設定、店内調理、テクノロジー活用、衛生管理、人材育成のすべてを徹底し、日本と同じ品質を維持する。そのため、日本で経験を積んだ社員が各国に赴任し、現地スタッフと共に運営を行っている。
マレーシア1号店では、日本と同様の店舗運営を行うとともに、ムスリムフレンドリーなメニューを提供する。
ドバイ万博での経験やインドネシア店舗の知見を活かし、「ノーポーク・ノーラード」のメニュー展開を行い、より多くの客層に対応する方針だ。
さらに、高品質な食材の調達と店内調理による旨みの引き出しを徹底し、手頃な価格で提供することで、クアラルンプールの人々に喜びと満足を届ける。
F&LCの海外事業は2011年に開始され、2020年には38店舗、2023年には135店舗、2024年には182店舗へと拡大した。
現在は韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、中国、インドネシア、マレーシアの8カ国で回転寿司「スシロー」を、香港と米国で大衆寿司居酒屋「杉玉」を展開している。
2020年のドバイ国際博覧会では日本館唯一のレストラン事業者として「スシロー」を出店し、世界中から注目を集めた。
そして、2025年日本国際博覧会では「スシロー未来型万博店」の出店が決定しており、「まわるすしは、つづくすしへ。―すし屋の未来 2050―」をコンセプトに掲げている。
F&LCは、今後も海外市場でのブランド展開を推進し、日本の“うまいすし”を世界中の人々に届けることを目指している。