MCMC、Facebookに24万件以上のコンテンツ削除を要請

通信マルチメディア委員会（MCMC）は、Facebook上に出てくるコンテンツについて、2024年に計24万9,268件に対する削除を要請した。このうち91.6％がオンラインギャンブルや詐欺に関連した書き込みだったとされる。

ファーミ・ファズル通信相が11月27日下院で行われたMCMCの2025年予算委員会で語ったところによると、Facebookを管理するMetaに対して行った削除要請のうち17万2,072件がオンラインギャンブルに関するもので、5万6,136件が詐欺に関連していたという。「MCMCにはソーシャルメディアプラットフォームにコンテンツ削除を指示する権限はない。削除を要請することはできるが、最終的にはプラットフォーム側の判断に委ねられる」と述べた。

また、同通信相は、商業犯罪捜査局のデータに基づき、昨年だけでマレーシア人がFacebook上の詐欺によって4億3,200万リンギの損失を被ったことを明らかにした。

さらに、MetaはマレーシアからのFacebook広告収入を中心に25億リンギを得ており、その中にはオンライン投資詐欺に関連する広告も含まれていると指摘した。