JETRO、ECでの日本商品の販売促進事業を実施-2020/12/12
2020.12.12 日系企業動向日本貿易振興機構(JETRO)クアラルンプール事務所では、マレーシアにおいてeコマース(EC)市場が急速に拡大していることを踏まえ、日本商品のECにおける販売促進を目的とする「JAPAN MALL事業」を通じて、マレーシアの専門ECサイト大手のHERMOおよびShojikiyaと連携し、化粧品および食品のオンラインを中心としたプロモーションに取り組む。
本事業は、海外のECサイトと連携し、各サイトの調達希望に沿った日本商品の紹介を通じて調達支援を行うとともに、各サイトにおけるオンラインプロモーションを支援することで、日本商品の認知度向上及びリピーター増加、ひいては売れ筋日本商品の創出を目指すプロジェクトとなっている。マレーシアでは現在、HERMO及びShojikiyaと連携している。
「HERMO」はマレーシア第1位の化粧品・美容関連用品ECサイトを運営。12月11日時点で、Facebookフォロワー数27.4万人、Instagramフォロワー数18.6万人で若年層を中心に多くのファンを持つ。近年、日本商品の取扱を拡大している。プロモーションは今月14日から20日にかけて実施する。
一方、「Shojikiya」はマレーシアで日本食品専門のECサイト最大手。日本食に特化した店舗であることを最大の特徴としており、
自社ECショップの他、マレーシアで利用者が多いラザダ(Lazada)、ショッピー(Shoppe)、グラブマート(Grab Mart)に旗艦店を開いている。プロモーションは今月14日から来年1月8日にかけて実施する。
JETROは今回のプロモーション実施後、連携先から販売額等のデータを入手し、参加した日本企業にて、マレーシアEC市場における売れ筋商品の開発やマーケティングに活用してもらう。
また、プロモーション期間中に販売が好調な商品は、継続的な調達に繋がることが予想され、プロモーション終了後も連携先ECサイトにおけるレギュラー商品となることが期待できるとしている。