自転車トラックのアジズル選手、スプリントで予選通過

パリ五輪の自転車トラック競技の男子スプリント種目に出場したマレーシアのアジズル・ハスニ・アワン選手（36）は8月7日、ノックアウトステージの第1ラウンドで9.402秒を出し、ルカ・シュピーゲル選手（ドイツ）を逆転勝利。第2ラウンドに進出した。

アジズル選手は予選ラウンドで10番目に速いタイムを記録し、昨年開催されたアジア自転車選手権でこの種目の金メダルを獲得する際に樹立した200mフライングラップの国内記録である9.523秒を更新した。

なお、アジズル選手が予選で出したタイム9.402秒はアジア新記録でもあったが、その直後に杭州アジア大会の二冠王者、日本の太田海也選手が9.350秒で走り、アジスル選手のアジア新記録はすぐに破られた。

そのほかの選手の動向としては、水泳飛込種目の女子3mスプリングボードに出場したヌル・ダビタ・サブリ選手（25）は予選ラウンドで合計283.65ポイントを獲得し、12位で予選を終えた。上位18位に入ったことで準決勝進出を果たした。同選手は8月8日マレーシア時間午後4時から、決勝進出を目指して準決勝に臨む。

また、男子61kg重量挙げに出場したモハマド・アニク・カスダン選手（22）はスナッチで130kg、クリーン＆ジャークで167kgを持ち上げ、合計297kgを記録した。なお、銅メダルのハンプトン・モリス（米国）との差はわずか1kg。五輪初出場ながら12人中4位と健闘した。