中銀、さらに利下げ=2.0%に
2020.05.05 コロナ マレーシア中央銀行(バンクネガラ=BNM)は5月5日に開いた金融政策委員会で、政策金利を0.5%引き下げ年率2.0%とした。0.5%の引き下げは2009年以来の大幅な下げに踏み切っており、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、疲弊している経済を下支えする。4日から実施されている「条件付き活動制限令(CMCO)」の発布を受け、ほとんどの業種で活動再開が認められたがこれを後押しする格好となる。
なおBNMは今年1月に2019年5月以降で初となる利下げを実施して以来、3度に渡り引き下げを実施、合計で1.0%下げている。
今回の引き下げについて金融政策委員会は「経済の持続的な回復状況を作るため、必要に応じて政策手段を活用する」と述べている。