バンサー・サウスの高級ホテルが閉業-2020/06/04
2020.06.04 コロナクアラルンプール・バンサー・サウス地区にあるインヴィート・ホテル&レジデンスが5月末で閉業した。
同ホテルのトニー・ホー総支配人は、活動制限令(MCO)の導入で資金繰りが厳しくなり、「閉業は苦渋の選択だった」と説明。従業員に対しては解雇手当を支給するとし、個別に書面で通知するとしている。
240室あったこのホテルは「ホテル・カプリ・バイ・フレーザー」として開業し、大きなスタジオタイプの部屋を持つことで人気があった。経営は不動産などを手掛けるUOAホスピタリティー社が行なっていた。
3月のMCOの発令以降、外国人観光客が入国できなくなったことから全国各地でホテルが閉鎖に追い込まれている。クランタン州などでは現在、ホテル業の運営は認められているが、地元の人の利用にとどまっている。外国人観光客が今後もしばらく入国できないとなると、ホテルの閉業がさらに増える可能性がある。