今年のハジ巡礼は取りやめ=宗教担当相 -2020/06/13
2020.06.13 コロナイスラム教徒の義務のひとつであるメッカへの巡礼(ハジ)について、政府が今年は行わないとの方針を決定した。ズルキフリ首相府相(宗教担当)が6月11日に発表、国王の承認もすでにもらっているという。
同相は記者会見で「新型コロナウイルス感染者が世界的にまだ多い」と説明。世界保健機構(WHO)の警告や保健省の助言も考慮して決定した。
メッカの巡礼は毎年、決まった時期(今年は7月28日から)に行われるが、すでにインドネシアやシンガポールが取り止めを決めている。一方、メッカのあるサウジアラビア政府は3月から巡礼禁止措置を出しているが、今月8日には人数を制限して受け入れを検討し始めている。