ペナン州、年内に9割の市場でキャッシュレス化-2020/07/19
2020.07.19 政治・社会ペナン州のチョー・コンヨー州首相は7月18日、州内の公設市場56カ所のうち90%を年内にもキャッシュレス化にしたい考えを示した。
同州ではタマン・トゥン・サルドン市場で4月26日から電子決済化が始まっている。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同州内の主要市場14カ所でもキャッシュレス化が始まりつつある。
州首相によると、キャッシュレス化を進めるため、すでに「デジタル・トレーナー」282人を指名。業者や顧客に対して電子決済のプラットホームなど使い方を説明して利用者数の拡大を目指す。今後は「コミュニティー・デジタル・トレーナー」32人も任命する。
州首相は 「90%の公設市場で電子化が進むと、州内市場の業者約5000人のうち、70%が電子決済プラットフォームを使うことになる」と説明した。
州政府は大手銀行や電子決済会社など17機関に対して電子決済プラットフォームの業者登録料の無料や補償金、年会費などを免除するよう求めているという。
州内のキャッシュレス化についてペナン州はこれまで積極的に行ってきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で州政府はさらに推し進めたい考えだ。