アプリ「MySejahtera」、事業所での利用を義務付けへ-2020/08/04
2020.08.04 コロナイスマイル・サブリ上級相兼国防相は8月3日、濃厚接触者追跡アプリ「MySejahtera」の事業所での利用を義務付けることを明らかにした。近く公報掲示するという。
同アプリは3月下旬にリリースされ、5月以降に事業主と一般人も利用するよう求められてきた。6月現在で個人620万人、事業所では約25万軒で利用されている。
同相は2日に商業施設を訪れたが、同アプリが使えず、他のアプリを使用するよう求められたことに不満を表明。これに伴い、特別閣僚委員会の会合に議題として挙げ、事業所での使用を義務化することの了承を得たという。
ただ、インターネットの繋がりが悪い地域では例外となる見込み。
同アプリ以外にもセランゴール州のように独自のアプリを導入しているところがあるほか、民間企業が追跡アプリを導入している例もある。また、手書きで氏名などをノートに記載する店舗もあるが、個人情報が悪用される懸念もあり、政府はアプリを導入を求めてきた。
ただ、スマートフォンを使用していない人も多くおり、こういった人たちに対しての対応については具体的に決まっていない。