マハティール氏の新党、名称は「闘士党」に-2020/08/13
2020.08.13 政治・社会マハティール前首相は8月12日、近く設立される新党名をマレー語で闘士を意味する「パルタイ・プジュアン」にすると自身のブログを通じて発表した。近く団体登録をするとみられる。
ブログでは自身が作成したマレー語の詩の形式で思いをつづり、「(同氏が創設した)統一党は金で身を売った裏切り者を通じて敵にハイジャックされた」と批判。金権腐敗政治を撲滅するために新党を結成すると宣言した。金権政治はマレー人を破壊してしまうとの危機感からマレー人を保護するため、「闘士」と名付けたと説明している。
同氏の新党結成に絡み、各地ではマレーシア・プリブミ統一党の党員が離党する動きが出ている。特にマハティール氏の選挙区であるクダ州ランカウィ島では22人の支部幹部が離党し、支部機能が麻痺している。また、ムヒディン首相のお膝元であるジョホール州でも党の支部長15人のうち8人が離党する事態に陥っており、統一党は分裂状態にある。