インドネシアで野焼き増加、サラワク州がヘイズを警戒-2020/08/13
2020.08.13 政治・社会サラワク州のダグラス・ウガー副首相は8月11日、隣接するインドネシア領の西カリマンタン州で野焼きの発火点(ホットスポット)が増加しており、ヘイズ(煙害)の発生に警戒感を示した。
ウガー副首相は「向こう数日は南西の方向に風が向くだろう」と述べ、クチンやサマラハン、スリ・アマン、ブトンの各郡に影響が出るとの見通しを示した。
ボルネオ島では南西モンスーンの時期が9月または10月初旬まで続き、降雨量は多くない見込み。ウガー副首相はこの時期までヘイズの影響が出る可能性を指摘している。各郡当局に対し、注視してモニターするよう求めている。
一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)気象専門センター(ASMC)での情報では11日現在で約40カ所で野焼きが行われていることが確認されている。