トレンガヌ州の映画館、男女別座席を導入-2020/09/06
2020.09.06 政治・社会トレンガヌ州クママン市のムスラモールにある映画館TGVは9月3日から男女を分けた座席を導入した。同市の条例に基づくもの。
TGVが発表したガイドラインによると、座席は色分けされ、真ん中の席は家族用(黄色)。スクリーンから向かって左側が男性(青)、右側が女性(ピンク)となる。ただ、「フィジカル・ディスタンシング」の順守も求められるため、家族用席であっても隣席に座ることはできない。夫婦2人のみで家族向けの席で映画を鑑賞する場合、結婚証明書の提示が求められる。
また、服装の規定も盛り込まれ、イスラム教徒は決められている服装でのみ入館が認められる。非イスラム教徒も短パンやシングレットでの入場は認められず、肌を露出しない服装の着用が求められる。このほか、アルコール類の持ち込みも禁じられている。