死刑制度を廃止を検討 次期国会に法案提出へ
2018.10.19 政治・社会 政府は死刑制度の廃止を検討している。今月行われる次期国会に関連法案を提出する見込みだ。
リュー・ブイケン首相府相(法務担当)によると、10日に行われた閣議で議題となった。すでに関連書類は揃えており、検事総長もすでにゴーサインを出しているという。
同相はまた、「死刑制度は廃止する意向なので、死刑囚に対して今後執行されない」と語った。
マレーシアでは殺人や麻薬取引に関連した容疑などで有罪が確定した場合に死刑が適用される。
前政権は麻薬取引関連の容疑で逮捕された者に対する死刑判決は判事の裁量に任せる方針に緩和していた。与党・希望同盟(PH)は総選挙で死刑制度の見直しを公約に掲げていた。
昨年2月現在で日本人を含む死刑囚は1122人。(『マレーメール』、『スター』10日付)